【1分Q&A】
事業者は、労働安全衛生法第66条に基づき、常時使用する労働者に対して、医師による健康診断を実施しなければなりません。
この健康診断にかかる費用については、事業主に支払い義務が生じます。
しかし、健康診断の結果、再検査の必要があった場合に、その費用についてまで事業主が負担する義務はありません。
厚生労働省の通達では「再検査の受診は、疾病の早期発見や健康管理などの観点から、再検査の結果に基づく医師等の意見聴取を含め、労使が協議して定めることが望ましい」とされています。(平成8.9.13基発第566号)
つまり、義務ではないので、再検査の費用は本人負担か事業主か補助するか、結果報告の取扱いなども含めて社内でルール化してください。
それを就業規則に明記して、従業員の方々へ周知して頂くことがポイントです。